タイのおもひで3
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○タイの事情

※1バーツ(タイの通貨)=約2.8円

 毎日飲んでたものは、日本にいる時と変わりなく「ダイエットペプシ」です。ダイエットペプシっていうと「アスパルテームっていう甘味料が体によくない」って言われちゃうんですけど、太らないっていう思いが強くて、どうしてもこれを選んじゃうんですよね。
 で、その価格っていうのが、350ml缶でコンビニで14バーツ、スーパーだと12バーツ。日本で120円すること思うとね、どうしても感覚が狂ってしまうわけですが、だいたい現地の感覚では、バーツを10倍して、それを円に変換すると日本の物価の感覚なんだそうです。

 なるほどー。じゃ、ダイエットペプシが、コンビニでは140円、スーパーで120円って感じですね。ちょっと最近、日本では考えられないことですけど、インフレが続いていて、だんだん物価が上がっているから、ちょっとそれでは日本よりも感覚的に高くなってしまいますけど。

 海外に行くと、一番困るのが、この金銭感覚です。「自分は今、いったい幾らを使っているんだろう」って思うと、分からなくなる。これが、たとえば4・5日の旅行なら、バーっと使っちゃえばいいんだろうけど、長かったり一人旅だったりすると、やっぱり考えちゃうんですよね。
 で、考えすぎちゃって、セコビッチマシーンになってしまって、日本円に換算しても安いのにそれで戸惑っているっていう、わけのわかんない状態になってしまうわけです(たとえば、14バーツと20バーツのどっちの商品がいいのかをずっと悩んでいたり)。

 ま、今回、金銭感覚が高いほうに振れなくてよかったのかな、とは思ってますけど。

 それで、そのダイエットペプシを片手に、いつもテレビを見ていた。ええ、そうですとも。観光なんて一切しません(笑)。いや、本当は観光したかったんですよ。象さん乗りたかったし、ダイビングしたかったし、エステ行きたかったし、バンジージャンプしたかったし、トゥクトゥクトゥク借りきって一日観光地回りたかったし。
 いや、言われて見れば、トゥクトゥクトゥ借り切ればよかったのかも知れん。

 で、まあ、テレビ見てたんです。現地のテレビ局と、海外のケーブルテレビが入ってました。それにしても日本のテレビを見慣れたまるまにとっては、大変つまらんものでしたです。日本のバラエティ番組のような番組って、ほかの国ではあんまないんですよね。で、日本のバラエティ番組だったら、きっと日本語が通じなくても、見てるだけで楽しいんですけど。
 イタリアのテレビ番組では、「今年のF1、フェラーリを考える」みたいな、朝まで生テレビみたいなのやってたけど、さっぱりわからんし。フランスやイギリスの番組も、ニュース系が中心やし、インドネシアの番組もなんか、日本でいえば「三重テレビ」ぐらいのインパクトしかないし。

 それで、よくしているのが、日本の番組の吹き替え番組。アニメだと、「一休さん」とか「アルプスの少女ハイジ」、「クレヨンしんちゃん」とかやってた。いや、一休さんのポクポクポクって音とか、しんちゃんがタイ語になっただけで、ほとんど話し方が同じだったりして笑ったり、アルプスの少女ハイジ見て「これは、日本人が描いたアルプス像だろ(笑)」がそのまま映像されてたり。

 あと、バラエティ番組もよくしてたんだけど、してたのが「TVチャンピオン」とか、ココリコの「いきなり黄金伝説」とか、ウンナンの「炎のチャレンジャー(これができたら100万円)」とか(笑)。
 いや、もうちょっと、せっかくタイ語に吹き替えするんだから、もうちょっと良い番組あるっしょ。特にTVチャンピオンなんて、あんま見ないぞ。ジャイアント白田が、大食いに挑戦してる時に、ゲロゲローって見るぐらいやし。盆栽とかクリスマスツリーの美しさ競っても。と思いながら、ずっと、ほかにすることないし、見てました。

 じゃ、笑うのが、CM。ほら、「QOO(くー)」っていうジュースあるでしょ。あれがそのまま、タイでCMしてた。日本と同じアニメで、同じわけのわからん生物出てきて、タイ語でずっと放映してて、最後に「くー」って言うの。
 あと、ニベアとか、花王とか、トヨタとか、いっぱい日本の企業が進出してましたです。

 その中でビビったのが、「味の宝(笑)」。タイのテレビ番組ってね、すごく分かりやすくて、セットの背後にその番組を提供しているメーカーの看板が「これでもか」ってぐらい張り付けてあるわけ。だから、日本みたいに「この番組の提供は・・・」っていう必要はないんです。
 で、その提供メーカーの、そのままの商品を使った番組ってのもあって、その中で「味の宝」ってのがあったんですね。

 見てて分かるんだけど、「味の宝」を買った人が、その買った包装紙を送って、それを抽選用紙みたいにして、当たった人になにかをプレゼントするっていう番組だったんですけど(分かりやすくていい)。

 それで、どこをどう見ても、「味の宝」っていうのは、「味の素」なんです。タイ語の放送なわけですけど、「味の宝」って言う部分は「アジノタカラ」って入ってたから、そのまま日本語使ってるんですね。パッケージも味の素ソックリなわけで。「ほうー、タイでは味の素は味の宝っていう名前で売ってるんだ」って思って、スーパーに行ったら、ちゃんと味の素売ってました。その下に、「味の宝」が売ってて、さらにその下に「味王」っていうのが売ってた。全部、日本語でして(笑)。

 いいのかなー。なんか、商標登録に引っかからないのかなって思ったけど、ここはコピー天国タイだから、いいのかも知れない。
 第一、つい先日、インドネシアで味の素非買運動があったぐらいやし。

 なんにしろ、東南アジアの国々の料理では、「味の素系統」の調味料は、絶対不可欠な欠かせないものになってるみたいです。

 まだ、続きますです。