あなた方はぜいたくだ
私は病院に勤務し、患者さんの食事の訓練をしています。一口に食事の訓練と言っても、水を飲むとむせる、食べ物を飲み込めない、食べ物が口からこぼれる、鼻腔栄養など、様々な問題があり、それにあわせて様々な角度からアプローチを行っています。
過日参加した摂食・嚥下の講習会の中で、こんなテーマがありました。
「食とは何か?」
その答えは、
「食とは、他人の生命を奪って、自分の生命を維持すること」まるまさんのこのメルマガでは、ベジ、ノンベジ、それを意識したことがない人、などいろんな人がいろんな意見を述べています。
動物はだめなのに、野菜や果物はいいのか、牛乳や卵はどうなのか、宗教的な考え、などなど今までいろんなテーマが議論されてきました。私はそれを読む度にいつも思ってきました。「あなた方はぜいたくだ。」
私が診ている患者さんは、動物がどうだ、植物だから大丈夫、そんなことを考える余地すらない人たちばかりです。
食べたくても食べることができない、今この一口を食べなかったら死んでしまうかも知れない、そんな命の危険に直結した問題を抱えているのです。
自分の意志で、動物は食べない、植物はどうしよう、なんていうのは、この飽食時代で、かつ、あなたが健康だから考えられることでしょう。食事の前に何故「いただきます」と言うか。それは「あなたの命をいただきます」という意味だと以前聞きました。
冒頭で私が書いた「食とは何か?」につながる話だと思いました。大切なのは、その食事を提供してくれた人、調理してくれた人、そして、黙ってお皿に乗ってくれた動植物に、感謝の気持ちを忘れないことではないかと、私は思います。
今回私は、ベジ、ノンベジとは違った立場で意見させていただきました。
・食餌療法しか健康になる道はなかった
確かに無農薬、オーガニックうんぬん、だしにかつをがはいってるとかあーでもないこーでもないとうんちくするのは贅沢だとうけとられることかもしれません。
でもそれなりに個人が決めたことなのだからそれはそれでいいんじゃないでしょうか?確かにまともに自分で食事できない人たちにとっては、なんであろうと栄養をとることが大切でしょうし生と死との戦いですよね。
それを毎日お世話されているのは大変でしょう。私の場合は血圧が高くて何をしても下がらなかったため、ビーガンになりました。
無責任に食事療法をしなかったら脳溢血でもおこして、それこそトイレにも自分で行けず、食事することも人に助けてもらわなければならなくなるでしょう。ただ母親として妻として、自分に責任を持って自己管理をして健康になるしか道はないのです。ぜいたくをしているなんてちっとも思いません。
動物愛護、宗教、健康、それぞれの理由を信じてべジになり、その生活をしている人たちはかえって立派だと思います。
それこそ選ぶ権利があるのだから。
地球のいろんなところで餓死寸前の人間がいったい何人いるでしょうか?
病院のケアにも恵まれず、虫けらのように死んでいく人間たち。ただ動物、植物、作ってくれた人に限らず、人間感謝の気持ちを大切にするのはべジ、ノンべジに限ったことではないと思います。今は厳しい食事制限にも慣れて、家族の理解もあって健康をとりもどしつつあります。分厚いステーキより、玄米と蒸した野菜のほうがうんとおいしいとおもってるのは強がりなんかじゃありません。
(提供 ホームス啓子さん)
・どれをぜいたくの定義とするのか
私は、畜産動物のおかれている惨状を知ったことをきっかけに、以前から思案していたベジ生活に入りました。あんぱんまんさんからのメールを読み、私からの意見を言わせて頂きます。
>「あなた方はぜいたくだ。」
>私が診ている患者さんは、動物がどうだ、植物だから大丈夫、そんなことを考える
>余地すらない人たちばかりです。
> 食べたくても食べることができない、今この一口を食べなかったら死んでしまうか
>も知れない、そんな命の危険に直結した問題を抱えているのです。
>自分の意志で、動物は食べない、植物はどうしよう、なんていうのは、この飽食時
>代で、かつ、あなたが健康だから考えられることでしょう。ぜいたくでしょうか?
未開の土地ならいざ知らず、少なくとも、他にも食材がたくさんある日本で、かつ、動物の肉からしか摂れない栄養などないにも関わらず、相変わらず広大な土地を必要とする家畜を非人道的な方法で生産、飼育し、それを食べることの方が「贅沢」なのではないでしょうか?あなたの診ている患者さんたちは、肉食のほか選択肢が与えられていないのです。
まず、そのことが問題だとは思いませんか?
あなたたちが問題定義をして、患者さんの意思で病院での食生活に自由を与えてあげなければならないのではないですか?(提供 京都 伊藤さん)
・貧血
私は、物心ついた頃から肉が嫌いで、魚も好きでなく、卵も牛乳も好きでなく、学校給食では、いつも残され、最後に肉を残して、口の中に隠してトイレに捨てていた、小さい頃からのベジタリアンです。
19歳の時に、桜沢如一氏の本を読み漁り、玄米正食をしたり、森下敬一氏の自然医食の勉強をしたり、ナチュラルハイジーン、西式、甲田式、いろいろやってみました。
小、中学生の頃は、朝礼でよく倒れるため、先生が後ろについていました。
25歳で結婚して、3人子供を産みましたが、いつも貧血で鉄剤を処方されました。
45歳になり、めまいなどがひどくなり、病院で血液検査をしました。
なんと、ヘモグロビン量は6mg、普通の人の半分です。もう私の血液は欠陥だらけでした。
玄米のフィチン酸の問題、にがりの害、・・・いろいろと調べていくうちに、何を食べてよいのか判らなくなってきました。
よく考えると、それまで肉食をしたり、暴飲暴食をしたりと食生活が乱れている人が、マクロビオティックやナチュラルハイジーンなどをやって、劇的に改善していますよね。でも、私や「疑問」の女性は、生まれたときからベジタリアンなんです。
皆さんは、どう思われますか?同じような症状で悩まれた方はいらっしゃらないのでしょうか?よろしくお願いいたします。
(提供 おいしいももさん)