偽肉は肉を追い求めているからじゃないのか

 BBSを見ていたら、このような質問があったので、ここで答えてみたいと思います。

>ベジでもベジハムやベジバーガー等の肉の加工品に限りなく似
>せた味の食品を喜んで食べる...
>結局は肉と言うか肉の味を追い求めているのでは...ましてや
>ノリと山芋etc..を使ってまでしてウナギもどきを食うなん
>て..だったら最初からウナギを食えってと思う今日このごろだす。

 たしかに、ノンベジの方から見れば、ニセ肉などを食べるのは一種の奇異な行動のように感じられると思います。で、「ならばホンモノを食べれば良いじゃないか」と思われるのも確かなことでしょう。
 でも、ハッキリ言えば、ホンモノは食べられません。まず、ニオイとか味とかがや
っぱホンモノだと強烈すぎて、ちょいと口に合いません。

 それから、「これはホンモノの動物だ」と思いながら食べるという勇気は、まず私にはないと思います。今、目の前にあるものがニセモノである、ということを確信しているからこそ、「おいしい」と思って食べられるものでもあるのです。

 ですから、厳密に言えば「ホンモノが食べたいのをガマンしてニセモノを食べる」という行動ではない、と思います。一種の食材というのか、食べる種類を増やしている、っていうのか、そんな感覚で食べてます。

 ベジタリアンの食生活の楽しみの一つみたいなもの、って考えていただいたら良いかな、って思います。確かにベジの中でニセ肉などをも毛嫌いして、まったく食べない人もいます。その人たちは大変すばらしいポリシーを持っておられると思います。
 でも私も、「ベジとして食べられるものをどんどん増やしていきたい」という思いで、日夜研究に励んでいます。

 ううむ、これで分かっていただけるかなあ。

納得

 以前、アメリカで生活していた時期があってベジタリアンの為のレストランなども好んで利用していたのでベジタリアンという存在は、少しだけ身近な存在に感じていた私ではありますが、今一つわからない存在でもありました。
 アメリカで見たベジタリアンって、いつも食材の事を気にして何が入ってる、入ってないだとかをレストランに来てまで店員ともめたりして、神経質でいつもイライラしてる人を見かけたりしてたからなんです。
 でも、このメルマガを購読するようになってなんとなく理解を深めて来ました。

>ベジでもベジハムやベジバーガー等の肉の加工品に限りなく似
>せた味の食品を喜んで食べる...
>結局は肉と言うか肉の味を追い求めているのでは...ましてや
>ノリと山芋etc..を使ってまでしてウナギもどきを食うなん
>て..だったら最初からウナギを食えってと思う今日このごろだす。

 BBSに載ってた質問、こういう疑問が、私自身にもあったんですよね。でも、

>厳密に言えば「ホンモノが食べたいのをガマンしてニセモノを食べる」
>という行動ではない、

 というのを読んで、妙に納得してしまったというか。
 私はベジタリアンではありませんが実は卵があまり食べられません。
 かと言って、卵が嫌いなわけでもアレルギーがあるわけでもないんです。
 でも、子供の頃から「アレはヒヨコになる前の姿だ」と思うとどうしても食べれないんですね。
 他の食材でもあるのですが例えば魚や肉でも、もとの姿を考えると食べられなくなるわけなんです。
 なにも考えなければ、食べれるんですが・・・
 どうしても匂いが気になったり、口に入れられなくなる時があるんです。
 かと言って、博愛主義者でもありませんし精神的に問題があるというわけでもありません。
 だけどウナギとかも、時々もどきを作ったりもします。本物のウナギって、ちょっと生々しくてダメなんです。
 絶対に食べれないってわけでもないのですが・・・。野菜しか食べない日もよくあります。
 でもベジタリアンではないんです。普通に食べる時もあるので・・・。

 ベジタリアンという存在って、ある意味ファッション的な要素が強いのかなぁなんて思う時期もあって、食べたい物を食べない人種と思ったりしてた時もありましたが、でも、まるまさんの昨日の説明を読んで
「あ、なんだ、あたしが食べられない時の感覚と同じなのか」
なんて思ってしまいました。
 ニセモノだからこそ美味しいって感覚、とてもよくわかります。

 あれほど「ベジタリアンを名乗る人ってイヤだな〜」って思ってた私が、とても素直な気持ちで理解出来るようになってきているような気がします。

(提供 マユコさん)

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