☆まえがき☆ 鍋料理などのあったかさが何よりの御馳走という季節を過ぎても 土鍋を使いつづけたいという土鍋の使い方があります。それはズバリ土鍋でごはんを炊くことです。 いまよりおいしいごはんを食べてみませんか。 しかも今までと同じお米で。 便利なタイマーで炊き上がる電気炊飯器で炊くごはんとはひと味も二味も違うこと請け合いです。一度土鍋で炊いたごはんのおいしさを経験したら癖になります。
☆おおまかな流れ☆ 1.米の仕込み、つけおき(30分位は必要)
☆では具体的に☆ 1.用意するもの a.タイマー できれば2個(加熱時間用、消火時間用) b.硬くしぼった濡れぶきん(吹きこぼれの拭き取り、蓋をつまむときに) c.鍋掴み(ミトンなど) 必ずしも必要ではありません。鍋の耳が素手で掴めるようになったら食べ頃ですから。 2.試作、データとり 水加減、火加減は個別事情によって千差万別です。そこで、nanoのケースをヒントとして参考にしてください。 米一合を6号鍋で炊く場合 a.着火、強火でスタート b.3分後土鍋の鍋肌からプクプクと沸騰の兆し。この時を総加熱時間の参考にしてください。 c.とろ火に落とす。 d.4〜5分後吹きこぼれ寸前、ここで消火120秒 e.再着火、とろ火炊き始めから13分後消火 f.蒸らし8〜10分 (始めのころは吹きこぼれに手を焼きながら15〜17分程連続加熱していましたが今では実質加熱時間は11分。むしろこの方がおいしく炊き上がっています。) 3.米の仕込み、つけおき(水加減は米の一割増し) 電気釜などの水加減を参考にするとよいでしょう。 多分多くの方がされる、米を洗う、研ぐなどの場合の水加減は米の1割増しがいいかもしれません。 因みに、nanoの場合は米を洗ったり研いだりせずそのまま仕込み。寿司のシャリやおこわのようなやや堅めのごはんが好きなので水加減は米と同量、というより大盛りの水です。表面張力で盛り上がった水を米に足しています。 この方法だと米をはかるのに特定の計量器を必要としません。湯飲みでも、マグカップでもOK。 米は果して洗ったり研いだりする必要があるでしょうか。nanoは日本の米の大部分はその必要はないのではないかと思います。 でも、あまり高くない米を食べてもやっぱり研げばよかったなんて感じたことはありません。また、パエジャ(パエリアというのはどうも間違いらしい)を作るときには米を洗いません。 4.火加減 最大火力ととろ火、加熱時間と消火時間(←ディジタル式火加減!) 始めチョロチョロ、中パッパ、燠(おき)火蒸らしなんて伝統的な火加減一切無用です。 消火時間は0秒〜120秒。絶対安心できるのは120秒。これくらい火を消していれば米と水分はまるで波打ち際の波が引いたあとの砂浜のように米だけがはっきり見えます。
火を消していて大丈夫って疑問が湧くかもしれません。でも大丈夫。そこが土鍋のエライとこ。 5.炊飯の終了、蒸らし 蒸らしはおよそ10分。火を消してすぐに食べたいところですがそこは我慢。火を消してすぐに食べ始めたりするとごはんが鍋肌から離れない部分が多くて食べられる部分がとても少ないという不満が残ります。 それに、しっかり鍋肌にこびり付いた部分を取り払ってもやっぱり全体としては少ないのです。じっくり蒸らせばしっかり増えます。 ここで注意点。nanoのようにあまり高い米を買わない方は特に炊きあがってあまり長時間放置しないことです。 6.土鍋炊飯に関するいくつかのtips a.新たに土鍋を買うなら 炊飯専用タイプではなく、普通のタイプを(断然安い!) 是非 made in japanを。 b.リサイクルショップに案外出物アリ 未使用の6号土鍋が案外安く手に入ることがあります。6号土鍋って鍋料理には案外使い勝手がよくありません。たとえ一人前として使う場合でもけっこう小さ過ぎる気がします。 豆腐一丁入れるともう何も入らなかったりしますから。市価で3000円〜4000円位のものが案外300円〜500円位だったり。 c.使いはじめる前にしっかり慣らし1〜2回満水にしてお湯を沸かしましょう。 そして、いよいよかゆ作り。ユルユルのかゆを作って食べましょう。これがけっこうおいしいですよ。お粥を早く食べたいからって土鍋に冷や水をかけるなんてことは決してしないでください。 割れてしまうことがあります。御注意。 吹きこぼれ対策 a.吹きこぼれそうになる前に火を止めるのがいちばんです。 これは、経験を積めばそのタイミングを掴むのはそんなに難しくはありません。計測、実験そして経験。 b.究極の吹きこぼれ対策 炊き込ごはん 具が丁度炊飯専用土鍋の内ぶたのような役目を果たしてくれるようです。 それは、味付けはほとんど塩、そして醤油はほんのチョットで茶匙一杯だけ。塩も茶匙半分だけ。これで出来上がりの色もきれい、薄味、薄色でちょっとヘルシー。 また、まるまさんのまるまがにも書かれていたように炊き込ごはんは刻み揚げが味の決め手ですが、これも土鍋のためにかなり少なめに。刻み揚げの油分が土鍋に吸いつくとあとが大変です。 この黒ずみ、なかなか落ちません。 c.湯気貫穴からの吹きこぼれ カレー用スプーンで 片目のウルトラマンをやるんじゃなくって、これで湯気貫穴をカバー。 柄の方を蓋のつみにもたれかけさせれば安定します。炊きあがり間近になると湯気貫穴から盛んに湯気といっしょにかゆ状の水分が吹き上がってくるのを防ぐことができます。 こうすることによって、同時に熱を鍋の中に再度誘導できて熱効率が上がります。一石二鳥。もちろん、これは鍋蓋の周囲全体からの吹き上がり、吹きこぼれは火を止めることによって防いだあとでのことです。 火の番について この点が電気炊飯器での炊飯と大きく異なる点です。何しろ火を付けてから消すまでの間ずっと火を見守らねければいけないわけですから。そこで、この時間をどう過ごすかについて a.おいしくなれ、おいしくなれと祈る。 b.おかずの下拵えをする。でも、いつでも火加減の調節や万一の吹きこぼれに備えて c.湯を沸かしてお茶を飲む。朝の寝起きなどはこれが一番。 d.食べ終わったら 土鍋のタブー a.急冷、急加熱はタブー。でも、炊き始めの急加熱はOK。 また、急加熱で炊き上がり寸前においしいお焦げをつくろうなどとして最大加熱などすると内側の鍋底の釉が剥がれ落ちることがあります。ご用心。 b.割れたとき 割れていない部分まで捨てることはありません。 c.外側の鍋底の水分厳禁 d.長く使わないときはしっかり乾燥、使うときはしっかり内側を水にならす e.焦げ癖 |
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